生成できても、
そのまま模型にはならない。
生成した3Dデータにはサイズや形状の修正が必要でした。画面上で形が成立していても、模型として使えるデータへ直す工程は残ります。
EN製作中のGSX-RRの横に立たせるための、オリジナル1/12レーサーフィギュア。キャラクターデザインからAIによる画像・3D生成、Blenderでの修正、レジン出力、塗装、自作デカール、ヘルメット制作まで。AIで「形を出す」だけではなく、実際の模型として完成させるところまでを6回の記事で追います。
01 / PROCESS
今回は、AIで生成したデータを見せることが目的ではありません。1/12という比較的大きなスケールで、生成データをどこまで直し、どう分割し、出力し、塗装すれば「実際の模型」になるのか。その一連の流れを記録しています。
02 / FINDINGS
生成した3Dデータにはサイズや形状の修正が必要でした。画面上で形が成立していても、模型として使えるデータへ直す工程は残ります。
1/24より大きいぶん、顔やスーツ、手足、装備の形が目につきます。今回は頭身と完成時のサイズを見ながら調整しました。
ヘルメットは人物と一体で生成せず、単体で作りました。持たせ方や仕上げまで考えると、別パーツとして扱う方が修正しやすい場面があります。
分割、薄い部分、出力面の跡、仮組みは、実物にして初めて判断できる部分があります。出力結果をBlenderへ戻して直す工程も制作の一部でした。
03 / ARTICLES
GSX-RRの横に立たせる1/12レーサーを計画。キャラクターの方向性を決め、前後の生成用画像を作り、Tripo Studioで3Dデータへ進めます。
生成したままでは使えない3DデータをBlenderで修正。頭身から完成サイズを決め、人物とヘルメットを模型として成立する形へ調整します。
修正した1/12フィギュアをレジン出力。分割、薄い部分、出力面の跡、仮組みを実物で確認し、3Dデータの修正結果を検証します。
レーシングブルーを中心に、シルバー、赤、白を塗り分け。髪、肌、目まで進め、設定画の姿へ近づけていきます。
Illustratorで用意した自作デカールを、スーツ、プロテクター、ブーツ、目へ。厚手のUV印刷デカールを実際の曲面へ貼り込んでいきます。
最後にヘルメットの塗装、デカール、スクリーンを仕上げ、299 Black Cat Racerを1/12オリジナルフィギュアとして完成させます。
キャラクターデザインから3D生成、Blender修正、レジン出力、塗装、自作デカール、ヘルメットまでをつなぎ、オリジナルの1/12レーサーフィギュアを完成させました。
生成結果をそのまま使うのではなく、サイズと形状を直し、実物を出力して確認し、塗装とデカールを前提に仕上げていく工程が必要でした。
AI、Blender、3Dプリンターを別々の道具として使うのではなく、模型制作の一連の工程としてつなげる方法を一通り試せました。